【EAGLYS】秘密計算技術でデータの未来を拓く。国籍を超えた才能が集うグローバル・チームの挑戦

企業の競争力を左右するデータ活用。しかし、その裏側には常にプライバシー保護や機密情報漏洩のリスクが付きまといます。この「活用」と「保護」という二律背反の課題に、最先端の暗号技術で挑むのがEAGLYS(イーグリス)株式会社です。データを暗号化したままAI分析を可能にする「秘密計算」を武器に、多様な業界でイノベーションを支援しています。国籍もバックグラウンドも異なる才能が集まる同社の強みはどこにあるのか。成長を支える独自のカルチャーとその未来像を追いました。
なぜデータは「塩漬け」にされてしまうのか
「AI開発を進める上で、最も大きな壁はデータでした。社内の貴重なデータを使わせてほしいと頼んでも、機密情報だからと断られる。この経験が創業の原点です」。EAGLYSの創業者であり代表取締役社長を務める今林 広記氏は、シリコンバレーでの苦い経験をそう振り返ります。
多くの企業は、顧客情報や研究開発データといった膨大な情報を保有しながらも、セキュリティやプライバシーのリスクからその活用に踏み切れず、「データの塩漬け」という課題を抱えています。従来の技術では、データを分析する際には一度復号(暗号化を解除)する必要があり、その瞬間が情報漏洩の最大の脆弱点となっていました。
EAGLYSが提供するソリューションは、この常識を覆します。同社のコア技術である「秘密計算」は、データを暗号化したままの状態で、足し算や掛け算といった計算処理やAIによる高度な分析を可能にします。これにより、企業は機密性を完全に保ったまま、これまで活用できなかったデータを分析し、新たな価値を創出できるのです。
世界が注目する「秘密計算」というフロンティア
EAGLYSの強みは、「準同型暗号」や「秘密分散」といった複数の暗号理論を組み合わせ、実用的な速度と高い安全性を両立させた独自の技術基盤にあります。
その実用例として、半導体大手のキオクシア株式会社との協業が挙げられます。素材メーカーが持つ各々の機密性の高い材料データを、EAGLYSのプラットフォーム上で暗号化。これにより、各社は自社の技術情報を一切明かすことなく、互いのデータを突き合わせて新たな素材開発の可能性を探る「マテリアルズ・インフォマティクス」を加速させています。「かつては理論上の存在だった技術が、現実のビジネス課題を解決するのを目の当たりにできることに大きなやりがいを感じます」と、開発に携わるエンジニアは語ります。
さらに同社は、未来の脅威にも目を向けています。2023年には、三井物産、そして量子コンピュータのリーディングカンパニーであるクアンティニュアム社と協業し、「耐量子計算機データ利活用AIプラットフォーム」の開発を発表。将来登場しうる高性能な量子コンピュータによる暗号解読のリスクに備え、長期的なデータの安全性を担保する取り組みも始めています。
多様な才能が交差するグローバルな開発現場
EAGLYSのオフィスに足を踏み入れると、日本語と英語が自然に飛び交う光景が目に入ります。同社の大きな特徴は、従業員の約4割が外国籍であること。アメリカ、カナダ、タイ、ミャンマーなど、多様な国から専門知識を持つエンジニアや研究者が集結しています。
なぜ世界中から才能が集まるのでしょうか。ある外国人エンジニアは「秘密計算という分野の最先端に触れられること、そして国籍や文化に関係なく、純粋に技術力で評価される環境が魅力だった」と話します。専門性が高い分野だからこそ、世界中から最高の人材を惹きつける必要がある。その思想が、公用語を日本語と英語の双方とするオープンな企業文化を育んできました。
チームは20代の若手から経験豊富な60代のベテランまで、幅広い年齢層で構成されています。異なる視点や経験がぶつかり合うことで、より革新的なアイデアが生まれる土壌がここにはあります。「技術的な難題に対して、チーム全員で議論を尽くして解決策を見つけ出せた瞬間の達成感は格別です」と、プロジェクトマネージャーはチームで働く喜びを語ります。
成長を加速させる、自律性を重んじるカルチャー
EAGLYSは、社員一人ひとりの自律的な働き方と成長を最大限に尊重する制度を整備しています。勤務形態は、フルリモートワークと出社を組み合わせたハイブリッド型を基本とし、個々のライフスタイルに合わせた柔軟な働き方を推奨。日本全国、あるいは海外からプロジェクトに参加するメンバーも少なくありません。
また、個人のスキルアップへの投資も惜しみません。技術書などを自由に購入できる書籍購入補助制度(月5,000円まで)や、国内外の学会での発表費用の支援、資格取得支援制度などが充実しており、常に最先端の知識を吸収し続けたいという知的好奇心旺盛な社員を後押ししています。
ユニークなのは、自身の誕生日や記念日を休暇にできる「アニバーサリー休暇」制度です。仕事だけでなく、社員一人ひとりの人生そのものを大切にしたいという経営陣の想いが込められています。このようなカルチャーが、プロフェッショナルとしての高いパフォーマンスと、個人としての豊かな生活の両立を可能にしているのです。
EAGLYSが描く未来と、共に歩む仲間への期待
創業から約8年。EAGLYSは秘密計算技術の社会実装をリードする存在として、化学、製薬、金融、小売と、着実にその活躍の場を広げてきました。同社が目指すのは、「誰もがデータを安全に、そして自由に活用できる社会インフラ」を構築すること。それは、創業者の今林氏が語る「プライベート版のGoogle」という壮大なビジョンへと繋がっています。
この挑戦を共に推進してくれる仲間に対して、同社は「技術への飽くなき探究心」「顧客が抱える課題への深い共感」、そして「多様な仲間と協力して物事を成し遂げる力」を期待しています。世界中のどこからでも、最高のチームと共に、まだ誰も解いたことのない課題に挑戦できる。EAGLYSは、そんな刺激的な環境を求めるプロフェッショナルにとって、最高の舞台となるはずです。
EAGLYSでのキャリア機会や、秘密計算技術が拓くビジネスの可能性について詳しく知りたい方は、JINZ.AI お問い合わせフォーム よりお気軽にご連絡ください。
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