JINZ.AI company logo
    インサイトに戻る
    導入事例
    May 8, 20261 分で読めます

    【Toggle Holdings】AIで巨大産業に挑む。未完成な組織で「つくりなおす」面白さとは

    【Toggle Holdings】AIで巨大産業に挑む。未完成な組織で「つくりなおす」面白さとは

    不動産、建設、金融。日本の基幹産業でありながら、長らく構造的な課題を抱えてきた巨大市場に、AI技術で変革を挑む企業がある。2020年設立のスタートアップ、Toggle Holdings(トグルホールディングス)だ。彼らは自らを「未完成な組織」と称し、常識を覆すイノベーションを生み出す「起業家」を社内外から募る。設立からわずか数年で売上1,200億円規模へと急成長を遂げた組織の根幹には、どのような哲学があるのか。代表取締役CEOの伊藤嘉盛氏の言葉を手がかりに、その戦略とカルチャーの核心に迫った。

    巨大産業の「未完成」に挑む、異色のテクノロジー集団

    Toggle Holdingsが向き合うのは、不動産、建設、金融という、それぞれが巨大でありながらも、デジタル化の遅れや情報の非対称性といった課題を抱える領域です。同社は2020年の設立以来、「つくる、かえる、かわる」というミッションを掲げ、これらの伝統的な産業をAI技術によって統合し、新たなインフラを構築することを目指しています。

    彼らのアプローチは、単なるツールの提供に留まりません。業界の商習慣や構造そのものに踏み込み、あらゆるプロセスを再設計しようとします。その根底には、社会に存在する戦争や格差、制度の歪みといった課題は、固定されたものではなく「つくりなおせる」システムであるという強い信念があります。

    三位一体で生み出す価値、独自のビジネスモデル

    同社の強みは、不動産・建設・金融の3領域を一体で捉え、独自のサービス群を展開している点にあります。例えば、不動産流通プラットフォーム「Sketch」は、リアルタイムでの物件情報や市場分析を提供し、開発業者と仲介業者の連携を円滑にします。また、効率的な用地仕入れを可能にする「Mine」事業など、土地の取得から開発、販売までを一気通貫で手がけています。

    この独自のビジネスモデルは、驚異的な成長につながっています。2025年9月期の連結売上高は1,235億円、営業利益は109億円を見込むなど、スタートアップとしては異例の規模を達成しました。テクノロジーとリアルな事業開発を両輪で回すことで、市場に確かな価値を提供している証左と言えるでしょう。

    「未完成こそ、つくりなおす余白」代表が語る組織論

    この急成長を牽引するのが、代表取締役CEOの伊藤嘉盛氏です。自身も不動産業界で起業し、事業を売却した経験を持つ伊藤氏は、業界の課題を誰よりも深く理解しています。そんな彼が語るToggle Holdingsの組織論は、非常にユニークです。「私たちは未完成な組織です。そして、その未完成こそが、つくりなおすための余白だと考えています」と伊藤氏は話します。

    完成された組織に入り、決められた役割をこなすのではなく、組織そのものを仲間と共に創り上げていく。この思想は、同社の採用メッセージにも色濃く反映されています。「常識を覆すイノベーションを生み出し続ける起業家を求めている」という言葉は、受け身ではなく、自ら課題を見つけ、動き、価値を創り出す主体性を期待する姿勢の表れです。

    成長を支えるカルチャーと、若き才能への期待

    Toggle Holdingsでは、社員一人ひとりが「起業家」であることが求められます。それは、単に新しい事業を立ち上げることだけを意味しません。日々の業務の中で当たり前を疑い、より良い方法を模索し、実行していく姿勢そのものが尊重されるカルチャーです。

    特に注目すべきは、新卒採用への注力です。同社は、何十年も変わらなかった巨大産業に本気で挑戦するためには、凝り固まった常識を持たない若い才能の力が必要不可欠だと考えています。未完成な組織だからこそ、若手であっても大きな裁量と責任が与えられ、事業の中核で会社と共に成長していく経験を積むことができます。これは、安定や前例踏襲を求める人材ではなく、変化と挑戦を楽しめる人材にとって、またとない環境と言えるでしょう。

    次なるステージへ。未来のToggle Holdingsを創る仲間とは

    2024年以降、同社はシリーズBラウンドで国内外の有力投資家から累計38億円以上の資金調達を完了させ、その成長期待はますます高まっています。調達した資金は、さらなる事業拡大やAI技術への投資、そして何よりも優秀な人材の採用に充てられます。不動産領域で培ったAIインフラを、他の様々な産業へと展開していくことも視野に入れています。

    Toggle Holdingsが描く未来は、まだ始まったばかりです。社会の「未完成」を「つくりなおす余白」と捉え、まだ見ぬ価値を創造していく。その壮大な挑戦の旅は、困難も多いかもしれません。しかし、そのプロセス自体を楽しみ、変化の当事者でありたいと願う人々にとって、これほど刺激的な舞台はないのではないでしょうか。

    Toggle Holdingsでのキャリア機会や、AIを活用した事業開発や組織文化について詳しく知りたい方は、JINZ.AI お問い合わせフォーム よりお気軽にご連絡ください。

    こちらもおすすめ

    【レガシィマネジメントグループ】「勘定より感情」で未来を繋ぐ、相続のプロフェッショナル集団
    導入事例

    【レガシィマネジメントグループ】「勘定より感情」で未来を繋ぐ、相続のプロフェッショナル集団

    創業から約60年、日本の相続・資産税分野における専門家集団として確固たる地位を築いてきた、レガシィマネジメントグループ。税理士法人レガシィを中核とする同グループは、「勘定より感情」という独自の哲学を掲げ、単なる税務申告に留まらない、人の「想い」を繋ぐコンサルティングを展開しています。近年では、長年の知見と最新のデジタル技術を融合させ、新たな価値創造に挑戦しています。同社が次世代のプロフェッショナル

    【株式会社LightBridge】光技術の「設計から試作まで」を一気通貫で支援、日本の次世代フォトニクス開発を加速する
    導入事例

    【株式会社LightBridge】光技術の「設計から試作まで」を一気通貫で支援、日本の次世代フォトニクス開発を加速する

    AIデータセンターの通信量を支える光半導体、自動運転車の「眼」となるLiDARセンサー。現代社会の進化に不可欠な光技術の裏側で、日本の研究開発を強力に後押しする企業があります。東京・中野に拠点を置く株式会社LightBridgeは、最先端の光フォトニクス分野において、設計シミュレーションから実際のチップ試作までを一気通貫で支援するユニークな事業を展開しています。単なるツール提供者にとどまらず、技術

    【株式会社SaR】「作る人」から「変える人」へ。答えのない問いに挑み、人類の時間を取り戻すデータ人材の肖像

    【株式会社SaR】「作る人」から「変える人」へ。答えのない問いに挑み、人類の時間を取り戻すデータ人材の肖像

    「人類の時間を取り戻す」。この壮大なミッションを掲げるのが、データ・AI戦略実装ファームである株式会社SaRです。同社は単なるテクノロジーの提供者に留まらず、データとAIを駆使してクライアントの意思決定のあり方そのものを変革するパートナーとして存在感を示しています。採用メッセージとして打ち出すのは「作る人より、変える人へ」。これは、仕様書通りにモノを作るのではなく、技術を武器に課題解決を主導する人